まわりが決めるのよ

むかし…うちのHPに掲示板があった頃…その掲示板に「漫画家になりたい人必見です。こちらのページにどうやったら漫画家になれるかのノウハウが書かれています。是非見に来て下さい」という自分のHPの宣伝を書いていった通りがかりの人がいました。
たぶん、「漫画家」で検索してうちがひっかかったので宣伝をしていったのでしょう。

そのときはもう漫画家デビューして5年くらいたってましたので、すごく腹が立って「私は漫画家です!失礼です!」と宣伝書き込みへの返事を書きました。
そしたら…大先輩の作家さんがそれを見て「あんたね、あんた自身が漫画家かどうかを決めるのではなく、世間が決めるのよ」とメールで叱って来ました。

「漫画家としてまわりに認められたかったらそれだけの仕事をしなさい」ということでした。

そうやって言われて「そんなこと言ったって、自分だけでも漫画家ですって認めてあげなきゃ誰が認めてくれるんですか?」と腹が立って仕方が無かったです。

でも…今はなんとなく、大先輩作家さんの言ってる意味がわかるような気がします。

なんか…「ツレうつ」が映画化になって…世間の動きが一気に変わって、私は何も変わってないし前と同じなのになんで?と思う事が多くあり…自分で自分の立ってる場所がわからなくなることがあります。

だけどだからといって大先輩作家さんの言うように「世間に認めてもらった」という気はしません。この状況は一過性のモノに過ぎないし、やっぱり、自分自身で自分がどこにいるのかしっかり把握していかないと…先は無いのだろうなあという気がします。

私の立ってる場所はどこなんでしょうねえ…。
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