2011.04.30 Saturday
20:31 | posted by
細川貂々
本の書き下ろしのラフをゴールデンウィーク前に仕上げられたので、久しぶりにのんびり過ごしています。
ツレと息子と3人で散歩したり、お買い物したり、神社に行ったりしてます。
息子は電車に乗ると喜ぶので電車にも乗ってます。
ツレは震災の時に断水したので頭を剃る事ができず、それからずっと髪の毛をのばし続けてきました。
今日、震災後はじめて床屋に行きました。でももう坊主にはしませんでした。
震災があって、震災の影響で我が家の様子も変わりました。
そして震災に関係なく、まわりの様子も変わりました。
人生は先の事がわからなくて当然なんだなあ、だから「この先どうしようか」なんて悩まなくてもいいんだ、…って思えるようになって来ました。
2011.04.27 Wednesday
06:13 | posted by
細川貂々
hanaさま
あの記事でインタビューに答えている方は、何度も内閣府に「お叱り」の電話をしてくる方なのだそうです。内閣府のやっていることが自分の意見と違うのでいろいろ言いたい事がある方なのだと思います。
世の中にはいろんな意見があっていいとは思うのですが、あの人の意見は偏ってるかなあと私は思いました。言い方がバサッと切り捨てるような感じになってるので「これが正しい」みたいになっちゃってるので…。
でも、もしかしたら記事を書いてる人の書き方が、そう感じさせる書き方なのかもしれません。
(文章の書き方によって受け取る印象がすごく変わってしまうのです)
いろんな意見の中で自分はどの意見を良いと思うか…判断していくのは難しいことですが、自分の中で混乱しちゃうような意見だったら「そういう考え方もあるのか」程度に読んでおくのがいいかもしれないです。
2011.04.26 Tuesday
13:38 | posted by
細川貂々
こがろん様
うちは結婚して12年子供が出来なかったので、それはそれはまわりにいろいろ言われました。
「親不孝だ」とも言われましたし、「なんのために結婚したんだ?」とも言われました。
だけど私たちは「子供というのは自分たちが欲しいと思うから出来るわけじゃない。そういう時がくれば自然に向こうか来るものだ」と話し合って、無理に作ろうとか考えませんでした。
そして出来なかったら死ぬまで2人でいいじゃないかと思ってました。
35歳の時にツレがうつ病になりました。
私は「35歳過ぎたら妊娠しにくくなる」という事をその頃ようやく知りました。
ツレの病気はいつ治るかわからなかったので、「これからは2人で生きて行こう」と心に決めました。
2人の老後はどんな風に暮らそうか…などと考えていた矢先に、ツレの病気は良くなって薬も飲まなくて良い事になりました。
そして…本のタイトルにもなってますか「びっくり妊娠」になったのです。
なので私たちの場合は「子供の方から、もうこの二人の所に行っても大丈夫だ」と判断して来たような気がします。
こがろんさんのだんな様が「二人だけの生活で満足だから」と言ってるのは真実だと思います。
夫婦はまず「子供」より「パートナー」が大事なのです。パートナーがいなかったら夫婦として成り立ちません。
だんな様はこがろんさんのことを一番大事に思ってくれてるのだと思います。
2011.04.26 Tuesday
09:36 | posted by
細川貂々
友達の会社が今年で20周年を迎えるという話を聞いて「へえ、会社を20年続けるのは大変なことだろうなあ。すごいなあ」と思っていたら、ふと自分は漫画家デビューして今年で15年目なのだということに気づきました。
最初の10年はお仕事が無かったけど、あとの5年はお仕事をさせてもらえてうれしい!
あと5年お仕事のある生活が続けばフィフティフィフティだ。
だけど、今自分に余裕ができてやっと売れてなかった10年間のことを客観的に見られるようになりました。
私にとって、あの10年は必要な時間だったのだなあと…。
いつかあの10年の事も作品にしたいと思います。
2011.04.25 Monday
08:06 | posted by
細川貂々
ももんが様
ご主人が躁鬱病とのことですが、躁鬱病とうつ病は違うので、接し方も変わってくると思います。
私はまわりに躁鬱病の人がいないのでよくわからないのですが、ご主人の躁病の状態についていけそうにないようでしたら、主治医の先生に相談した方が良いと思います。
躁病は本人が「自分がどんなことをしてるかわからない」ような状況になってると大野先生がおっしゃってました。
とにかく本人は気持ちが高揚してやる気満々という感じなのだそうです。なので本人にとっては「とっても元気な自分」に感じるそうです。
だから、家族の方の意見が治療を進めていく際にも重要だと言っていました。
はじめてのことでしたら尚更どうしていいかわからないと思いますので、主治医の先生にちゃんと話を聞いた方が良いと思います。
2011.04.24 Sunday
15:06 | posted by
細川貂々
猫実珈琲店さんのジンジャークッキーはこんな感じです。
猫実珈琲店のキャラクターに「はなねこさん」という猫がいるのですが、その「はなねこさん」をイメージした形になってます。
はなねこさんのシッポにはお花がついてるのです。
私はいつも「八ツ橋っぽいなあ」と思いながら食べてます。
2011.04.22 Friday
18:15 | posted by
細川貂々
今日はまたひとつ、大事な事が前に進みました。
ちょっとずつでも前に進めてるなって思える事はうれしいです。
いそざきさま
ちーと君にステキなプレゼント、ありがとうございます。
きっと喜ぶと思います。
また猫実珈琲店にもいらしてくださいね。
奈良さま
自分で「無理をしてしまう」ってわかってるなら大丈夫だと思います。
大事な事は自分で気づいてるか気づいてないか…です。
あとは自分自身が「どんな状態になったら無理をしてるのか?」に気づけばもっと大丈夫になります。
たとえば私の場合は自分が疲れてるなと感じる時は、誰の事でもねたみ出す時です。
「あの人もこの人もうまくいってていいな、ずるいな…」などと思うようになったらそれは私が疲れてるとき。
そんな風に自分なりの「無理して疲れてる時のクセ」があると思います。
そういうのがわかるようになれば、自分自身を客観的に見られるようになります。
これからは自分の「体の声」に気をつけるようにしてみてください。
2011.04.21 Thursday
08:19 | posted by
細川貂々
猫実珈琲店さんのジンジャークッキーが世田谷文学館のイベントで食べられます。
◆世田谷文学館4/16〜6/26
「世界中で愛されるリンドグレーンの絵本」展開催中、
文学館併設の喫茶どんぐりのメニューに
猫実珈琲店のジンジャークッキーがあります。
世田谷文学館のブログにはこんな感じで紹介されています。
http://www.setabun.or.jp/blog/diary/post_54.html
リンドグレーンさんの本に「長くつ下のピッピ」があるのですが、物語の中にジンジャークッキーが出てくるということで、世田谷文学館の方が「猫実珈琲店のジンジャークッキーを置きたい」と連絡くださったそうです。
是非、行ってみてくださいね。
それからメールのお返事です。
楽しい青空さま
悪い事があれば次は良い事があるので大丈夫です。
落ち込みすぎは良くないですよ。
2011.04.20 Wednesday
07:55 | posted by
細川貂々
今、発売中の「からだにいいこと」6月号にインタビュー記事が掲載されています。
よくある「使用前と使用後」みたいな写真が載ってます…。
なんだかねえ。
次は「美しい笑顔を作る勉強」をした方がいいかも私…。
宝塚音楽学校の入学式の映像を見ましたが、新入生はみんな笑顔で式場に入場してました。
その笑顔が…ほとんどの子が「つくり笑いです!」ていう顔で、とっても緊張してるのもあるのだろうけど、笑ってる顔のお面をつけてるみたいでした。
だけどそのうち「笑顔の訓練」をすることで、いつでもどこでも自然に笑えるようになるのだろうなあって思いながら見てました。
全ては普段からの努力なんですよね…。
宝塚を見てるといろんなこと、気づかされます。
2011.04.18 Monday
16:30 | posted by
細川貂々
オレンジページムック「うつにもいろいろあるんです」が重版になりました。
こんな世の中が大変な時期に重版のお知らせを頂けるなんてうれしいです。ありがとうございます。
メールのお返事です
宮本様
イラストの件ですが、私には見る事は出来ません。
理由は…私(作家)の感想は意味がないからです。
お仕事っていうのは編集者さんが「この人と仕事がしたい」と思った時に発生するものです。
編集者さんじゃないと「この人の作品は仕事として向いてる」かどうかはわからないです。
作家(少なくとも私)はいつもどうしたらいいのかわからない状況で作品を作ってます。
編集者さんの助言を頼りにしています。
なので、編集者さんがいないと作家のお仕事は成立しないんですね。
だからイラストにしてもマンガにしても「仕事にしたい」と思うのなら、仕事相手である編集者さんに作品を見てもらわなければ意味がないと思うんです。
誰とお仕事をするのか、を大事に考えてください。
2011.04.17 Sunday
17:04 | posted by
細川貂々
林さま
メールの内容では林さんが今どのような状況にいるのかは把握出来ないです。
でも、人間の言葉はいろんな「はずみ」でどのような言い方にもなります。
みんなが頭の中で何をしゃべろうか考えてからしゃべってるわけではないので、つい何かのはずみで言ってしまうこともあります。
だからそんなに深く考えずに悩まないでいる方がいいのではないかと思います。
2011.04.16 Saturday
17:36 | posted by
細川貂々
強い風に桜が舞ってキレイな桜吹雪が吹いてます。
桜もこの風でみんな散ってしまうのかな…。
桜は咲いてる時もキレイだけど散り際も美しいですね。
私はいろいろあって新しい生活がはじまりました。
いろんなことがいっぺんに来てびっくりしたけど、でも、なんとか立ち向かって行けそうです。
「大変だ」と思う事も「でもこの状況の中でどうやって楽しめるか」という風に考えられればきっとなんとかなるはずです。
そうやって乗り切ろうと思います。
2011.04.14 Thursday
20:29 | posted by
細川貂々
本日の朝日新聞朝刊に文庫本の広告が掲載されました。
今日は映画「ツレうつ」のチラシの見本をちょこっと見せてもらいました。
とってもかわいらしい雰囲気のチラシになっていましたよ。
浦安の桜はもう半分以上散ってしまいました。
今年の桜はあっというまに咲いてあっというまに散ったような気がします。
2011.04.14 Thursday
09:03 | posted by
細川貂々
mikiさま
少しテレビやネットで震災の様子を見ないようにした方がいいと思います。
そのことでかなり精神的にダメージを受けているように思われます。
震災のこと、気になるとは思いますが、別の事に気持ちを向けてみると落ち着くかも。
澄華さま
新しい場所でのお友達作りは大変だと思います…。私もそういうのは苦手なのでお気持ちよくわかります。
私もセツに入って3ヶ月くらいは友達はいませんでした。友達作りがとってもヘタなんです。
たまたま…自分と同じ空気の子と話すきっかけがあって、そこからその子のまわりの人達とも話すようになりました。
まわりに必ず自分と同じような子がいると思うので時間をかけて探して行くのがいいのかも。
焦って苦手な人達と無理に仲良くする必要はないと思うし、友達作りも「縁」なので、「良いご縁がありますように」と願い続けてみてはどうでしょう。
小野政浩さま
いろんな所で言ってるのですが、講演はお断りしてます。
何度も言ってる事ですが、人前でしゃべれないのです。
わざわざお声をかけてくださったのにごめんなさい。
もちこさま
ご家族の方に「ツレと貂々 うつの先生に会いに行く」を読ませてみてはどうでしょうか?
こちらなら精神科医の先生の言葉でうつ病のことが書いてあるので、ご家族の方も読んで納得できると思うのです。
ご家族の方はうつ病を知らなすぎです。そして…焦り過ぎです。
このままではもちこさんがつらくなってしまうので、本を渡してみるだけでも良いかもです。
2011.04.12 Tuesday
16:37 | posted by
細川貂々
本日発売の幻冬舍文庫「イグアナの嫁」のミスプリントに関するお知らせです。
ミスプリントですが「イグアナの嫁」20ページにこのような謎の黒丸が入ってます。
ここのイラストは本来はこのようなハートが描いてあります。
現在、書店に出回ってる本は上の黒丸が入ってる方だとのことです。
ちゃんとした方に交換したい方は以下の方法でお願いいたします。
↓以下、幻冬舍のサイトに掲載されている文章です。
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2011.04.12 幻冬舍文庫『イグアナの嫁』の製品不良と交換について
2011年4月12日に弊社より発売されました細川貂々氏著
『イグアナの嫁』におきまして
製造工程時の事故により製品不良が発生致しました。
20ページ1コマ目に、黒い正円が誤って印刷されております。
お手数をお掛け致しますが、早急に正品と交換させて頂きますので、
下記住所へ着払いにてお送り願います。
届き次第、同数を宅配便にてお手配させて頂きます。
著者の細川貂々氏、同書をお買い求めいただいた読者の方々、
書店の皆様に深くお詫び申し上げます。
送付先
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋3-11-18
株式会社 光邦
幻冬舍文庫『イグアナの嫁』交換係宛
2011/4/12〜14 9:00〜19:00
TEL 03-3265-0618
2011/4/15〜 9:00〜19:00 TEL
0120-978-864
2011.04.11 Monday
14:34 | posted by
細川貂々
「イグアナの嫁」「私が結婚できるとは-イグアナの嫁2-」の文庫が明日2冊同時発売になります。
「イグアナの嫁」は今度の映画「ツレがうつになりまして。」の原作にも入ってます。
(映画「ツレがうつになりまして。」の原作は「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」「イグアナの嫁」になります。)
というわけで、「映画化決定!」の帯がついてます。
そして、実は大切なお知らせがあります。
明日発売になる「イグアナの嫁」の方ですが、前代未聞のミスプリントで印刷されて来ました。
出版社も「こんなのはじめて!」印刷所も「こんなのはじめて!」というような、びっくりするミスプリントです。
どうしてミスプリントで完成してしまったのかは原因不明とのことです。
それなのにその本をどうして発売するのか?ということですが、もう本屋さんに流してしまった後に気づいたから…です。
こんなこともあって先週はドタバタしていました。
この事態をどう対処するか…なのですが、明日、ちゃんとした本が出来上がって来ます。
そしてミスプリントの本を買ってしまって「ちゃんとしたのに交換して欲しい」という人には交換をしてくれるそうです。
その方法については、明日、編集者さんから説明を受けますので、それを聞いてからこちらでご報告いたします。
なんだか、ややこしくなってごめんなさい。
「イグアナの嫁」の方は山田昌弘先生に、「私が結婚できるとは」の方はいしかわじゅん先生に解説を書いて頂きました。
ありがとうございました。
2011.04.09 Saturday
13:52 | posted by
細川貂々
メール、ありがとうございます
かりんさま
ひとりで悩まないでください。誰かまわりで相談できる人はいませんか?
私に気持ちを吐き出したことでスッキリして気持ちを切り替えられるといいのですが…。
もしもどうしてもつらかったら、勇気を出して病院に行ってください。
誰かに助けを求めてください。
みのみのさま
不安なお気持ちすごーーくわかります。
でも、まだ何もはじまってないし、その時その時をうまくやりすごせるようにしましょう。
いそざきさま
春日先生の出演するラジオ、私も聞いてみますね。
いろいろお心遣いありがとうございます。
他にもたくさん頂いてます
みなさまにお返事できなくてごめんなさい。
桜の花は満開になったけど、春の嵐ですね。
こんな日は家でボーッと過ごすことにします。
2011.04.08 Friday
20:31 | posted by
細川貂々
この一週間でいろんなことがいっぺんに押し寄せて来ました。
「なんで?」って思うくらいいっぺんに…です。
そしていっぺんに押し寄せて来て…私の生活も変わりそうです。
仕方がないので、その時その時を冷静に対処して向き合って行くしかないです。
そしてその都度「良い」と思った方向に判断して行くしかないです。
あとは…「危機」と思える事も楽しめるようになりたいです…。
とりあえず、お仕事は減らしてよかったみたい。
2011.04.06 Wednesday
19:20 | posted by
細川貂々
新体制でがんばろう!と思っていたお仕事は終了することになりました…。
いろいろ…難しいです。
でもずっと「心に余裕をもたせるためには、生活にも余裕を持ってください」って言われていて、余裕の無い生活を送っていたので…良い機会なのかもしれません。
余裕が無ければ新しい作品は生まれて来ないのだそうです。
少し、心機一転させるためにも、余裕のある生活目指してのろのろします。
2011.04.04 Monday
19:49 | posted by
細川貂々
新しいお仕事2本入りました。
ひとつは急ピッチで進めなくてはいけないお仕事。
もうひとつはゆっくりのんびりいろんな人と作って行くお仕事。
今までやっていたお仕事も今月から新しい体制になって進んでますので、なんとなく「新年度」って感じになりました。
新しいお仕事も今までやってきたお仕事も、どちらも楽しく進めていきたいなあと思います。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
2011.04.03 Sunday
13:31 | posted by
細川貂々
いろいろメールを頂いてるのですが…「なんて答えよう」と悩んでいる間に次のメールが来て…の繰り返しで…お返事出来ないでいます。ごめんなさい。
もう4月に入って3日もたったのですね…。
まだ3月のままのような気がして4月に入ったような気持ちではありません。
今日はとっても寒いし(まさか4月に入って毛糸のマフラーと手袋が必要になるとは)
桜が満開になると少し気持ちが変わってくるのかな…。
2011.04.02 Saturday
17:54 | posted by
細川貂々
精神科医の春日武彦先生の「臨床の詩学」を読みました。
大変おもしろかった(春日先生の文章の書き方がおもしろかった)のと…興味深かったです…。
私は精神疾患というものはオレンジページ「からだの本」で連載していた範囲の病気までしか知らなかったので、他の病気のリアルなことを知る事が出来て…興味深かったです。
中でも興味深かったのは、うつ病を発症して治療をしている間に別の病気が発症することがあるというお話です。
うつ病になったということは、その人にとって今まで居た場所がつらかったということ。病気の治療をすることによって本人がそのことに気づいてしまう。そして「うつ病は治したいけど、また元の場所に戻るのは怖い」と思うようになって(はっきり思う訳ではなく無意識に思うらしいです)自分の中で葛藤が生まれて…別の病気が発症してしまう…そうです。
ああ、なんとなくわかるなあ。
でも、そういうのに対してどうしたらいいんだろうなあ。
いろんなことを考えました。
そして人間の体ってちゃんと自分を守る方向に動いて行くのだなあって思いました。
春日先生の他の本も読んでみたいと思います。
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